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GA4(Google アナリティクス 4)設置後にやるべきたった1つのこと

こんにちは、デルタドライブweb担当です! 今回は、GA4を設置したら、絶対に見直して欲しいことをお伝えします。 これをするかしないかで、導入の効果が大きく変わりますので、ぜひ最後までご覧ください! GA4設置後にやるべきたった1つのこと 計測タグを設置すると汎用的な各種データの計測が開始されたUAとは異なり、 GA4では計測したいデータに応じた設定が必要です。 そこで重要になるのが、自社で計測が必要なデータは何かを整理する工程。   GA4は出来ることが増えたと同時に、”必要な設定作業”も増えました。 だからこそ検討したいのが「自社に必要なデータは何で、不要なデータは何か?」ということ。   不要なデータの計測に工数を割くのは本末転倒のため、 UAからGA4へ移行するタイミングで 不要なデータ計測をやめる検討をおこなうことを推奨します。   GA4でむやみにあれこれ設定作業をおこなっていては非効率で、キリがありません。   GA4の計測データはイベント単位、「点」を収集するようなもの。 その後「点」と「点」をつないで どのような「線」や「図形」を見たいのかを事前に整理し、 計測に必要なデータを明確にしましょう。 最後に、GA導入のメリットとデメリットをご紹介します。   GA4導入のメリット 学習機能で予測が立てやすい データ計測の設定がしやすい イベント同士の分析がしやすい BigQueryとの連携が無料でできる   GA4導入のデメリット UA(ユニバーサルアナリティクス)のデータを移行できない 学習コストがかかる   GA4の分析機能をフル活用して、より魅力的なWEBサイトを運用できるといいですね!

2022.09.02

Googleアナリティクス4導入でできること、UAとの根本的な違い

こんにちは、デルタドライブweb担当です! 「Googleアナリティクスが新しくなったのは知っているけど、結局何ができるの?」 そんな疑問をお持ちではないでしょうか。   「こんな機能があったなんて、もっと早く知っておけばよかった!」 「資料作成の前に分かっていたら、もっと時間が短縮できたのに!」   ということ、解析ツールを使っていると、よくあるのではないでしょうか?   今回は、Googleアナリティクス4のバージョンアップで、 今までと根本的に変わった4つの考え方について具体的にお伝えしていきます。   Google アナリティクス4 プロパティで根本的に変わった4つの概念 GA4では、名称や機能でもさまざまな変更点があります。   例えば、PV数が「表示回数」。直帰率・離脱率は「エンゲージメント」と呼ばれるようになりました。   そして、今回の改変は企業のデータ戦略にも関わる根本的な部分で起きています。 ここからは、具体的な名称や機能ではなく、 ユニバーサルアナリティクス(UA)から抜本的に変わったGA4の考え方についてお伝えします。   1.機械学習の導入、データで未来を予測する UAでは、実際のユーザー行動を元にした過去データの分析ができました。 一方でGA4では、機械学習を導入し、 過去データから将来の予測がGoogle アナリティクス上で行えるようになっています。   具体的に使用できる予測機能は、以下の2種類です。 購入の可能性 離脱の可能性   購入の可能性とは、アプリまたはサイトを訪問したユーザーが、 今後7日以内に商品購入に至る可能性を予測する指標です。   また離脱の可能性とは、最近アクティビティのあったユーザーが、 アプリまたはサイトを今後7日以内に利用しなくなる可能性を予測する指標です。   これらの予測機能により、今後1週間の売上を推定することや、 購入に至る可能性が高いユーザーにGoogle 広告でアプローチする といったマーケティング施策を打つことが可能になりました。   2.ユーザーを中心とした測定が可能になった GA4では、クロスデバイス・クロスプラットフォームを実現し、 ユーザーがデバイスやプラットフォーム(ウェブ・アプリ)に関わらず、 どのように行動したのかを明らかにできます。   これにより、 マーケティング担当者が提供する「ユーザーID」 広告のパーソナライズを選択したユーザーからの一意の「Googleシグナル」 ユーザーが使用する「デバイス情報(Cookie)」 といった複数のIDを総合して、 ユーザーのクロスデバイス行動(複数のデバイスをまたがった行動) を把握できるようになります。   例えば、顧客が最初にウェブ上の広告からあなたのビジネスを発見し、 後にそれが起因してアプリをインストールし購入に至ったか否かを データで確認できるようになるということです。   ユニバーサルアナリティクスでは、 スマホやPC・タブレットといったデバイスごとにユーザーを判別していたため、 同一のユーザーでも別ユーザーとして判別される可能性を孕んでいました。   デバイスやプラットフォームごとに断片化された測定ではなく、 ユーザー中心の測定を提供できるGA4はアナリティクスにおいて新しい概念と言えます。   3.自動計測の充実、イベント同士の分析がしやすい 「スクロール数」「離脱クリック」「サイト内検索」「動画エンゲージメント」 といったイベントが自動で計測できるようになりました。   各データを収集するか否かを、 それぞれ手動によるON/OFFのスイッチの切り替えだけで簡単に設定できます。   ユニバーサルアナリティクス上では個別でタグの設定が必要であったため、 アナリティクスの設定に慣れていない方でも、これらのイベント計測が容易になりました。   設定したイベントのデータを分析するには、GAにログイン後、 メニューの「レポート」から「エンゲージメント」>「イベント」をクリックします。   クリックして表示される「page_view」や「session_start」などのイベント名ごとに パフォーマンスが確認できて、イベントとイベントのパフォーマンスも比較できますよ!   ※自動計測を利用するには、データストリーム>ウェブ>測定強化のイベントのオプションをオンにする必要があります。 ※任意の条件(タイミング)でイベントを計測したい場合には、GTM(Google タグマネージャー)やgtag.js上での個別設定が必要になります。   4.より深いデータの活用、BigQueryとの連携が無料でできる BigQueryとは、Googleが提供する分析用に収集した膨大なデータを蓄積しておく倉庫のようなシステムのことです。   GA4の場合、有償版「GA360」のみに搭載されていたデータエクスポート機能が標準搭載されたため、無料で生のログデータを取得できます。   GA4で計測したイベントのローデータとBigQueryを連携することで、より深いデータの分析&活用が可能になるので便利ですね!   【Google アナリティクスとBigQueryの連携でできることの一例】 BIツールのデータ可視化 複数データソースを掛け合わせた高度な分析 AI / MLによるデータモデリングと広告・MAツールへの活用 Web行動データを用いたセールス・顧客サポートへの活用   いかがでしたでしょうか。 Googleアナリティクス4の導入は必須であり急務になりました。   移行に伴う作業は簡単ではありません。 余裕を持ったスケジュールを立て、スムーズに移行できるように備えましょう!  

2022.09.02