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Googleアナリティクス4導入でできること、UAとの根本的な違い

こんにちは、デルタドライブweb担当です! 「Googleアナリティクスが新しくなったのは知っているけど、結局何ができるの?」 そんな疑問をお持ちではないでしょうか。   「こんな機能があったなんて、もっと早く知っておけばよかった!」 「資料作成の前に分かっていたら、もっと時間が短縮できたのに!」   ということ、解析ツールを使っていると、よくあるのではないでしょうか?   今回は、Googleアナリティクス4のバージョンアップで、 今までと根本的に変わった4つの考え方について具体的にお伝えしていきます。   Google アナリティクス4 プロパティで根本的に変わった4つの概念 GA4では、名称や機能でもさまざまな変更点があります。   例えば、PV数が「表示回数」。直帰率・離脱率は「エンゲージメント」と呼ばれるようになりました。   そして、今回の改変は企業のデータ戦略にも関わる根本的な部分で起きています。 ここからは、具体的な名称や機能ではなく、 ユニバーサルアナリティクス(UA)から抜本的に変わったGA4の考え方についてお伝えします。   1.機械学習の導入、データで未来を予測する UAでは、実際のユーザー行動を元にした過去データの分析ができました。 一方でGA4では、機械学習を導入し、 過去データから将来の予測がGoogle アナリティクス上で行えるようになっています。   具体的に使用できる予測機能は、以下の2種類です。 購入の可能性 離脱の可能性   購入の可能性とは、アプリまたはサイトを訪問したユーザーが、 今後7日以内に商品購入に至る可能性を予測する指標です。   また離脱の可能性とは、最近アクティビティのあったユーザーが、 アプリまたはサイトを今後7日以内に利用しなくなる可能性を予測する指標です。   これらの予測機能により、今後1週間の売上を推定することや、 購入に至る可能性が高いユーザーにGoogle 広告でアプローチする といったマーケティング施策を打つことが可能になりました。   2.ユーザーを中心とした測定が可能になった GA4では、クロスデバイス・クロスプラットフォームを実現し、 ユーザーがデバイスやプラットフォーム(ウェブ・アプリ)に関わらず、 どのように行動したのかを明らかにできます。   これにより、 マーケティング担当者が提供する「ユーザーID」 広告のパーソナライズを選択したユーザーからの一意の「Googleシグナル」 ユーザーが使用する「デバイス情報(Cookie)」 といった複数のIDを総合して、 ユーザーのクロスデバイス行動(複数のデバイスをまたがった行動) を把握できるようになります。   例えば、顧客が最初にウェブ上の広告からあなたのビジネスを発見し、 後にそれが起因してアプリをインストールし購入に至ったか否かを データで確認できるようになるということです。   ユニバーサルアナリティクスでは、 スマホやPC・タブレットといったデバイスごとにユーザーを判別していたため、 同一のユーザーでも別ユーザーとして判別される可能性を孕んでいました。   デバイスやプラットフォームごとに断片化された測定ではなく、 ユーザー中心の測定を提供できるGA4はアナリティクスにおいて新しい概念と言えます。   3.自動計測の充実、イベント同士の分析がしやすい 「スクロール数」「離脱クリック」「サイト内検索」「動画エンゲージメント」 といったイベントが自動で計測できるようになりました。   各データを収集するか否かを、 それぞれ手動によるON/OFFのスイッチの切り替えだけで簡単に設定できます。   ユニバーサルアナリティクス上では個別でタグの設定が必要であったため、 アナリティクスの設定に慣れていない方でも、これらのイベント計測が容易になりました。   設定したイベントのデータを分析するには、GAにログイン後、 メニューの「レポート」から「エンゲージメント」>「イベント」をクリックします。   クリックして表示される「page_view」や「session_start」などのイベント名ごとに パフォーマンスが確認できて、イベントとイベントのパフォーマンスも比較できますよ!   ※自動計測を利用するには、データストリーム>ウェブ>測定強化のイベントのオプションをオンにする必要があります。 ※任意の条件(タイミング)でイベントを計測したい場合には、GTM(Google タグマネージャー)やgtag.js上での個別設定が必要になります。   4.より深いデータの活用、BigQueryとの連携が無料でできる BigQueryとは、Googleが提供する分析用に収集した膨大なデータを蓄積しておく倉庫のようなシステムのことです。   GA4の場合、有償版「GA360」のみに搭載されていたデータエクスポート機能が標準搭載されたため、無料で生のログデータを取得できます。   GA4で計測したイベントのローデータとBigQueryを連携することで、より深いデータの分析&活用が可能になるので便利ですね!   【Google アナリティクスとBigQueryの連携でできることの一例】 BIツールのデータ可視化 複数データソースを掛け合わせた高度な分析 AI / MLによるデータモデリングと広告・MAツールへの活用 Web行動データを用いたセールス・顧客サポートへの活用   いかがでしたでしょうか。 Googleアナリティクス4の導入は必須であり急務になりました。   移行に伴う作業は簡単ではありません。 余裕を持ったスケジュールを立て、スムーズに移行できるように備えましょう!  

2022.09.02

ブログのアクセス数を増やす【7つの基本編】

お久しぶりです、デルタドライブのブログ担当です。 「せっかくブログを始めたのに、アクセス数が伸びない!」 「そもそも、検索で上位に表示されてこない!」 こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?   今回は、始めてWebサイトやブログを運営する人向けに、今すぐできる具体的な施策を7個紹介しています。 すべての施策を行うのは難しい場合でも、実践できるものから挑戦してみてくださいね。   ブログアクセスの基本 まず簡単にアクセス数についてお伝えします。   ブログのアクセス数とは、ユーザーがブログを訪れた数のことで、 「ユーザー数」「ページビュー数」「セッション数」とも呼ばれているため、その定義は曖昧です。 意味的には、どれくらいの人が訪問したかを表すセッション数に近いと言われています。   ブログのアクセス数は、Googleアナリティクスやその他のツールを使用することで確認できます。 Googleアナリティクスは、Googleが提供する高機能なアクセス解析ツールで、無料で利用できるため、多くの方に利用されています。WordPressなどのCMSに実装されている解析ツールにも、Googleアナリティクスが組み込まれているケースが多いです。   では、ブログのアクセス数を増やすには、どのようなことを行えば良いのでしょうか。 さっそく見ていきましょう!   1.WordPressなどを使用し、SEOに強いブログ構造にする アクセス数を上げるには、SEOに効果的なブログ構造にして、SEO対策する必要があります。 SEO対策とは、Google検索の順位を向上させる施策のことです。   そもそも、SEOとは検索エンジン最適化のことで、ユーザーに有益な情報を提供していることが、 機械側から見ても分かりやすいサイト作りをして行こうね!ということになります。   WordPressなどは、最初からSEOに最適化された構造になっており初心者にもおすすめです。 ブログは、Googleから評価されることも意識して運営しましょう。   2.メタタグを設定する メタタグとは、Googleのクローラーがブログの構造を理解できるように記述したHTMLコードのことです。   今風に言うと、機械側に向けたハッシュタグですね。 「この記事ではこんなテーマを扱っていますよ」といったことを検索エンジンやブラウザに伝えています。   基本的にWEBサイトに表示されることはありません。 タイトルやディスクリプション、キーワードなど、ブログの内容を端的に伝える要素が多く、アクセス数の向上が期待できます。   3.まずは30記事を目標に作成する ブログ記事は最低でも30個を目標に作成しましょう。 数記事程度のブログではアクセス数がほとんど期待できません。   あなたも品揃えの少ないお店よりも、豊富なお店を選択することがあるのではないでしょうか? 欲しいものが新鮮な状態で豊富にある、というのが理想の状態ですよね。   アクセス数は記事の更新とも増加する傾向があるため、まずは記事を増やしましょう。   4.ターゲットを明確にする ターゲットを明確にして、ブログの方向性や記事の内容を決める必要があります。 「どんな人に書くのか」「その人はどんなことに喜ぶのか」「記事を読んだ後にどうなって欲しいのか」を 意識して、想定読者を決めましょう。   たくさんの人に読んでほしい!その気持ちはよく分かります。 ですがここでは、お客さんになってほしい理想の「たった一人」を設定してください。   容姿や性格、家族構成、住んでるところ、職業、人間関係、細かいところまで想像します。 そして、この人にだったら絶対に刺さる!という文章を書いていくんです。 このターゲットによって、文章の雰囲気や情報量が変わっていきます。   5.検索意図を把握し、キーワードを盛り込む ユーザーがどのような意図で検索しているのかを理解し、対応するキーワードを盛り込みましょう。 特にタイトルと本文には、かならずキーワードを含めます。   Googleキーワードツールなどを使うと、キーワードと検索意図を把握しやすくなるのでおすすめです。 この時に、先ほどの「ターゲットを明確にする」が活きてきます。   老若男女では検索の仕方や知識に差がありますよね?同年代でも様々なタイプの方がいるはずです。 設定したターゲットがよく使いそうな言葉を入れていく必要があるんですね。   6.ユーザーの役に立つ記事にする(コンテンツの質をあげる) アクセス数アップには、ユーザーに役立つ良質な記事を増やす必要があります。   自分が書きたいものを書いていては、ユーザーニーズを満たせません。 運営初期においても、ユーザーに役立つ記事を投稿しましょう。   良質な記事と聞いてあなたはどんなものを思い浮かべますか? 私は「悩みや疑問に対しての答えが書かれている」のが良質な記事ではないかと思います。   あなたがまずやるべきことは、ユーザーの代わりにとことん悩むことです。 悩みや疑問が分からなくなったら、身近な人に聞いてみたり、 そのテーマに対してのサジェストを検索したりといいですよ。  – オススメのサジェスト検索サイト  – ■ラッコキーワード【https://related-keywords.com/】: スペースを含んだ検索や、関連検索も表示してくれます。 画面がコンパクトにまとまっているので、情報の把握もしやすいです。 50回まで無料で調べることができるため、初心者さんにもオススメです。   ■キーワードリサチャー【https://blog-bootcamp.jp/related-keyword/】: キーワードの関連付け(枝分かれ)を図で視覚的に見ることができます。 同サイト内に、文字カウントや共起語・見出し抽出機能もあるので、いろんなサイトを行き来するのが大変な方は便利です。   7.SNS等を利用して話題になっていることをリサーチする SNS、はてなブックマークなどを利用して、話題になっていることをリサーチします。 話題になっていることをうまくコンテンツに落とし込めば、SNSやWeb上で拡散され、爆発的なアクセスが見込めます。 ネタ探しであれば、Instagramやニュースアプリなどを使うと、カテゴリ別やハッシュタグで検索しやすいように思います。 あなたの発信していきたいジャンルのインフルエンサ―をフォローしてみるのもいいですね。 ただし、話題ものには流行り廃りがあるので、そればっかりにならないように気をつけましょう。   まとめ 今回は、ブログの基本的な構成部分についての具体的な施策をお伝えしました。 検索上位に表示するためには、機械側の見え方も大切ですが、 ターゲットを明確にして、その悩みについてとことん考え、解決策を示すことが重要です。   次回は、投稿の内容について押さえておきたいポイントをご紹介します。

2022.05.28

【初心者向けSEO⑤】アクセス解析で取得したデータの活用方法【ページ滞在時間編】

こんにちは、デルタドライブのブログ担当です。 PV数は上がってるのに、なかなかアクションに繋がらない まずどこから改善していったら、読まれるページになるだろう? こんなお悩みをお持ちではないでしょうか? 今回は、アクセス解析ツールで取得した「ページ滞在時間」活用方法について、 具体的なステップをお伝えしていきます。 ページ滞在時間 ユーザーが同じページ内にとどまった時間のことです。 どのくらいページの内容が読まれているかの指標になります。   良質な記事は時間をかけて熟読されることが多いため、記事の質をはかる基準とされます。 ページ滞在時間を改善して、検索順位アップを目指していきましょう!   ページ滞在時間アップの効果的な5ステップをご紹介します。   1:ページ滞在時間の目標数値を設定する ページ滞在時間が30秒以内の記事は、離脱までの時間が早すぎるので改善しましょう。 ページ滞在時間が短い場合、ユーザーが「読む価値がない」と早々に判断した可能性があります。   滞在時間が短いとGoogleからあまりいいコンテンツではないと評価されるので、 検索順位が上がりにくくなります。やはり、読まれるコンテンツ作りが大切ですね。   2:Googleサーチコンソールで検索順位を確認 サーチコンソールで、自分が書いた記事の検索順位を把握しましょう。 ▼検索順位確認の手順 ①Googleサーチコンソールの管理画面へログイン。 ②左側のメニューから「検索パフォーマンス」をクリック。 ③平均掲載順位をクリックして検索順位を表示させ、 検索順位を確認。 ※こちらは前回の記事で紹介しているのでそちらを参照してくださいね! 【前回記事URL】 3:30秒以下の滞在時間記事を確認 目標を30秒以上とした場合、アナリティクスで滞在時間が30秒以下の記事を探します。 ▼ページ滞在時間確認の手順 ①Googleアナリティクスの管理画面を開く。 ②左側のメニューの「行動」をクリック ③「サイトコンテンツ」を選択し、最後に「すべてのコンテンツ」をクリック。 ④「平均ページ滞在時間」をクリック、ページを並び替え、30秒以下の記事を確認。 ただし、ページ滞在時間が短くてもすぐに改善する必要がないページもあります。 ▼修正しないページ トップページ カテゴリーページ タグページ お問い合わせ、運営者情報、プライバシーポリシー等 4:書き出しを改善する 改善する記事を選んだら、その記事の書き出しを改善してみましょう。 すぐに離脱してしまうのは、スクロールせずに導入部分でページから離れていると考えられるからです。 まず書き出しを改善したあとに、他の原因を探っていきましょう!   5:1〜2分台の滞在時間を確認 ページ滞在時間が1〜2分程度の記事をGoogleアナリティクスで確認しましょう。 これらの記事は導入部分は読んでもらえているけれど、本文を読んでいる途中で離脱されている可能性が高いです。   ページ滞在時間が30秒以下の記事を改善したら、滞在時間1~2分の記事をピックアップして改善してください。 6:本文の書き方を改善 ブログ本文の書き方でオススメなのが、PREP法です。   『結論→理由→具体例→再結論』という 基本的な流れにそって文章を書いていくことで、読みやすくなりますよ。   記事の中身を充実させてから書き方の改善に取り組むことで、 ユーザーに役立つ情報を届けることができます。 まとめ 今回の記事では、取得した「ページ滞在時間」の活用方法をお伝えしました。   タイトルや書き出し、本文の整合性にも注目しながら、 ユーザーが気持ちよく読める記事をどんどん増やしていきましょう!   次回からはブログのアクセス数を増やす方法を書いていこうと思います。

2022.05.08

【初心者向けSEO④】アクセス解析で取得したデータの活用方法【クリック率編】 #2

こんにちは、デルタドライブのブログ担当です。 このクリック率って高いの?低いの? いい記事を書いているはずなのにアクセスが伸びない… こんなお悩みをお持ちではないでしょうか? 今回は、アクセス解析ツールで取得した「クリック率」の活用方法について、 具体的なステップをお伝えしていきます。   検索結果でのクリック率 クリック率を改善する目的は、サイトへ訪問するユーザーを増やすことです。 検索結果で表示されるページタイトルのクリック率を改善する手順を解説します。 1:数値目標を設定する 下記のデータは、Googleの検索結果での表示順位と平均のクリック率を示しています。 実際のクリック率が下記のデータより低い場合は、まずは下記数値を目標に改善していきましょう。 以下の数値はseoClarity(SEOクラリティ)が公開した、Googleの検索順位とクリック率(日本)の 関係をまとめたものです。(2021年11月)   順位 CTR 1位 13.94% 2位 7.52% 3位 4.68% 4位 3.91% 5位 2.98% 6位 2.42%  7位 2.06%  8位 1.78% 9位 1.46% 10位 1.32% ※引用元:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO この数値は平均値ですので、検索順位が1位から10位の間にあって、 平均値よりクリック率が低ければ改善していきましょう!   2:Googleサーチコンソールでクリック率を確認する 目標を決めたら次に、各記事の現状を確認していきます。 Googleサーチコンソールで検索キーワードごとにクリック率を確認できます。 下記のステップを踏んで確認してみてください。   ▼クリック率確認の手順 ①Googleサーチコンソールの管理画面へログイン。 ②左側のメニューから「検索パフォーマンス」をクリック。 ③平均CTRと平均掲載順位をクリックして、どちらも表示させる。 ④ページを選択。 ⑤平均CTR(クリック率)を確認。 3:平均クリック率以下のURLを抜き出す 並び替えて、平均クリック率より低いものを選びましょう。   4:タイトルを改善する 改善したいURLを選んだら、タイトルを改善しましょう。 タイトルの改善のときに押さえたいポイントは次の5つです。   ▼タイトル改善で押さえたいポイント 検索する人の背景を想像する ”どう役に立つのか”を明確に タイトルと記事の内容を一致させる 具体的な数字を入れる 読み手が実際に使う言葉を入れる 情報を探している人により深く刺さるのは、小説のような “中身を読まないと本当の意味がわからない”タイトルではなく、 ビジネス書のような“実益がハッキリわかる”タイトルです。   5:メタディスクリプションを改善する 「メタディスクリプション」とは、記事ごとの概要を紹介するための文章のことです。 検索画面ではページタイトルのすぐ下に表示されています。 メタディスクリプションを改善すると、記事の内容をわかりやすく伝えられるので、 ユーザーが自分の求めている記事かどうかを判断しやすくなります。   まとめ 今回の記事では、取得した「クリック率」の活用方法をお伝えしました。 実際に数値が分かっていると目標の設定ができたり、データを蓄積していくことで 以前との比較ができたり、ブログのボトルネックを発見しやすくなりますよ。 次回は「ページ滞在時間」について書いていこうと思います。

2022.05.07

【初心者向けSEO④】アクセス解析で取得したデータの活用方法【クリック率編】

こんにちは、デルタドライブのブログ担当です。 このクリック率って高いの?低いの? いい記事を書いているはずなのにアクセスが伸びない… こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?   今回は、アクセス解析ツールで取得した「クリック率」の活用方法について、 具体的なステップをお伝えしていきます。   検索結果でのクリック率 クリック率を改善する目的は、サイトへ訪問するユーザーを増やすことです。 検索結果で表示されるページタイトルのクリック率を改善する手順を解説します。   1:数値目標を設定する 下記のデータは、Googleの検索結果での表示順位と平均のクリック率を示しています。   実際のクリック率が下記のデータより低い場合は、まずは下記数値を目標に改善していきましょう。   以下の数値はseoClarity(SEOクラリティ)が公開した、Googleの検索順位とクリック率(日本)の 関係をまとめたものです。(2021年11月)   順位 CTR 1位 13.94% 2位 7.52% 3位 4.68% 4位 3.91% 5位 2.98% 6位 2.42%  7位 2.06%  8位 1.78% 9位 1.46% 10位 1.32% ※引用元:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO   この数値は平均値ですので、検索順位が1位から10位の間にあって、 平均値よりクリック率が低ければ改善していきましょう!   2:Googleサーチコンソールでクリック率を確認する 目標を決めたら次に、各記事の現状を確認していきます。   Googleサーチコンソールで検索キーワードごとにクリック率を確認できます。 下記のステップを踏んで確認してみてください。   ▼クリック率確認の手順 ①Googleサーチコンソールの管理画面へログイン。 ②左側のメニューから「検索パフォーマンス」をクリック。 ③平均CTRと平均掲載順位をクリックして、どちらも表示させる。 ④ページを選択。 ⑤平均CTR(クリック率)を確認。 3:平均クリック率以下のURLを抜き出す 並び替えて、平均クリック率より低いものを選びましょう。   4:タイトルを改善する 改善したいURLを選んだら、タイトルを改善しましょう。 タイトルの改善のときに押さえたいポイントは次の5つです。 ▼タイトル改善で押さえたいポイント 検索する人の背景を想像する ”どう役に立つのか”を明確に タイトルと記事の内容を一致させる 具体的な数字を入れる 読み手が実際に使う言葉を入れる   情報を探している人により深く刺さるのは、小説のような “中身を読まないと本当の意味がわからない”タイトルではなく、 ビジネス書のような“実益がハッキリわかる”タイトルです。   5:メタディスクリプションを改善する 「メタディスクリプション」とは、記事ごとの概要を紹介するための文章のことです。 検索画面ではページタイトルのすぐ下に表示されています。   メタディスクリプションを改善すると、記事の内容をわかりやすく伝えられるので、 ユーザーが自分の求めている記事かどうかを判断しやすくなります。   まとめ 今回の記事では、取得した「クリック率」の活用方法をお伝えしました。   実際に数値が分かっていると目標の設定ができたり、 データを蓄積していくことで以前との比較ができたり、 ブログのボトルネックを発見しやすくなりますよ。   次回は「ページ滞在時間」について書いていこうと思います。

2022.05.06

【初心者向けSEO③】アクセス解析で取得したデータの活用方法【PV数編】

こんにちは、デルタドライブのブログ担当です。 アクセス解析ツールでデータを集めたけれど、どう使えばアクセスが増えるの? こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?   今回は、アクセス解析ツールで取得した「PV数」の活用方法について、 具体的なステップをお伝えしていきます。   PV(ページビュー)数 訪問したユーザー数や、訪問数自体を示すセッション数と同じように、 アクセス量を示すデータで、そのページがどのくらい見られているかを知ることができます。   PV数を目安として、状況に合わせた対応でブログを改善していきましょう!   ▼ステップ1:良質な記事を書く あなたがブログを始めたばかりなら、PV数はまだそれほど多くはないはず。   PV数を上げるには、良質な記事。 つまり「ユーザーに役立つ情報を発信している記事」を書くことが大前提です。   ユーザーに役立つ情報を発信しているからこそ、Googleに評価されて検索で上位表示されたり、 SNSで拡散されるなどして、ページの閲覧数が増えていきます。   ユーザーに役立つ情報を発信するために次の3つのポイントを押さえましょう。   ▼情報発信のための3つのポイント ポイント1:検索キーワードを決める 「都内 ラーメン」と「池袋 ラーメン」では検索地域の範囲が変わりますよね。   ポイント2:ユーザーの悩みを掘り下げる ラーメンの例でいうと「おすすめが知りたい!」「激辛のお店が知りたい」 「家族で行けるところは?」など、様々なシーンを思い浮かべるといいかもしれません。   ポイント3:記事構成を作る 現代人は文章を読みません。そのため、文章が長くなるなら目次を入れた構成がおすすめです。 本文の書き方としては『結論→理由→具体例→再結論』で書くとスムーズに伝わります。   ▼ステップ2:ロングテールキーワードで書く ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少なく、 複数語の組み合わせからなるキーワードのことをいいます。   (上の例でいうと「池袋 ラーメン おすすめ」「都内 ラーメン 激辛」という感じ)   ロングテールキーワードで書く理由は、ライバルサイトが少なく上位表示されやすいことにあります。 また、ロングテールで検索している人はコアなので、 内容が良質であればファンになってくれる可能性が高くなります。   上位表示される記事が増えることで、ブログアクセスが集まり、 ライバルが多いキーワード記事を書いても上位表示されるブログへと育っていきますよ。   ▼ステップ3:記事数を増やす ロングテールキーワードで良質な記事を書けていても、記事数が少ないと サイト全体のGoogleからの評価を高めることはできません。 そのため経験上の目安ですが、月3万以上のPVを集めるなら100記事を目標に頑張ってみてください。   ▼ステップ4:検索順位を改善 十分な記事数があり、ある程度PV数が増えてきたら(月3万PV以上)、 Googleからサイトへの評価も高まってきている頃です。   さらにPV数を上げるために、今まで書いてきた記事の質を改善し、検索順位を上げていきます。 このとき最初に改善するのは、ブログ運営の目的となっているページです。   検索順位が上がらない場合には、下記のことなどが考えられます。 ▼検索順位が上がらない理由 サイト全体のGoogleの評価が低い 記事自体の質が良くない 記事が評価されはじめ順位が上がっている途中 (3~4ヶ月ほど様子を見て、一切順位が伸びてない場合は改善を検討) 徐々に順位が伸びているなら無理に改善する必要はありません。   ▼ステップ5:検索結果でのクリック率改善 検索順位が上がってきた時に重要になってくるのが、表示されるページタイトルのクリック率です。 クリック率が上がると当然PV数があがってきます。   まとめ 今回の記事では、取得した「PV数」の活用方法をお伝えしました。   PV数は、ブログの成長状態を見る最も分かりやすいデータです。 ユーザーの悩みを解決できる情報を多く発信していくことが、 アクセス数を増やす為には重要となってきます。   次回は、ステップ5でも少し触れた「クリック率」についてお伝えしていきます。

2022.05.05

【初心者向けSEO②】アクセス解析で見るべき6つの数字と改善策!

こんにちは、デルタドライブのブログ担当です。 アクセス解析ツール、うまく使いこなせていますか? Googleアナリティクスを導入したけれど、機能が多過ぎて使い方が全然わからない… 用語は覚えたけど、どの画面のデータを使えば実際に成果につながるんだろう? といった悩みを抱えていらっしゃる方も多いと思います。   今回は、具体的に押さえておきたい「Googleアナリティクスで見るべき数字」、 その意味と対策についてお伝えしていきます。   見るべき数字①:ページの評価基準(PV/滞在時間/直帰率) どの記事が読まれているかは、「行動/サイトコンテンツ/すべてのページ」の下にある ページごとの「ページビュー数」で確認できます。     デフォルトでは、過去7日間のサイトPV(ページビュー)がグラフで表示されています。   PVはそのページが表示された回数なので、PVが高いページは、それだけ多くのユーザーが興味を 持ったことがわかりますが、本当に読まれたのかどうかを知るには「滞在時間」を参考にしましょう。   PV数が高く、滞在時間が短い場合は、検索や広告からたどり着いても 「興味をもったコンテンツが無かった」「知りたいことが書いていなかった」と 読者に思われてしまった可能性があります。   ただし、滞在時間はサイト内で次のページ(サイトトップや関連ページ)へ移動したときだけ計測されるので、 唯一開かれたページが1枚だった場合に滞在時間を計ることができません。   そこで確認するのが「直帰率」です。直帰率が高すぎるページは、コンテンツに興味が持たれておらず、 開いたページからすぐにサイトを出て行ったということがわかります。   ブログなどのコンテンツサイトで、直帰率が60%を超えている場合は、タイトルや文章を見直したり、 関連記事へのリンクを貼るなど、改善策を実施したいですね。   ▼PV増加のためのポイント 「キーワード検索からくるユーザー」を増やすために、HITしてほしいキーワードを決め、タイトルや本文に落とし込む。 広告やメルマガSNSなどの「他メディアからやってくるユーザー」を増やせないか考える。 ”多くの人が求めるコンテンツを増やす”か、”競合は少ないが一定数の人に探されているコンテンツを提供することを目差す”か、提供コンテンツの方向性を見直す。 PVが高く直帰率が低い(興味につながる)ページのレイアウトやコンテンツのテーマを参考にする。 (テーマ探しの際に他業種で成果の出ているものを参考にすると、同業者にない新しいコンテンツ作りができますよ!)   ユーザーになり切って、実際に情報収集をしてみることで、 自社のビジネスに結びつく悩みや情報が分かってきます。 ユーザーの疑問にしっかりと答えられるコンテンツを提供していくことで、PVの増加が期待できます!   見るべき数字②:サイトの訪問者の傾向(新規ユーザー/チャンネル/検索キーワード) 「新規ユーザー」とは、サイトに初めて訪れる人のことです。 広告を出していない場合、ほとんどはキーワード検索でやってくるユーザーとなります。 「新規ユーザー」は「集客/すべてのトラフィック/チャネル」から確認できます。     ▼用語解説 このページ内で表示される用語について、簡単に見ていきましょう。     「Organic Search」は、検索から訪問したことを表しています。 「Direct」とは、URL直入力、ブラウザのブックマーク、タグ埋め込みのないメルマガリンクなどからの訪問のことです。 「Email」は、メール内のリンクから流入を計測できます。 「Referral」は、他のサイトからリンクしたことが分かります。 「Social」では、ソーシャルメディアからのリンク状況を知ることができます。   このように分類ごとに「ユーザー数」、「新規ユーザー数」が閲覧できます。   Googleのクッキー(Cookie)では、2年間サイトの訪問を記憶しており、 2年以内に再訪した人は「リピーター」になります。   お気に入りのブログやお店のサイトは、繰り返し閲覧することが多いですよね。 サイトからビジネスを発展させるために、リピーターの割合を増やしていく必要があります。   一方で、リピーターが多くのにPVが伸びないサイトは、閉じられた環境になっている場合が多いです。 「なじみのお客さんばかりで、新しいお客さんが来ない店」みたいなイメージですね。   敷居が高すぎる、内容がマニア向け、サイトの作りが古い、こんな一見マイナスに思われがちな特徴も、 アクセス解析でアプローチの方法を新たに打ち出すことで、強みに変えていくことができます。   新規ユーザー数も増やしながらリピーターの割合を増やすのが理想ですね。   ▼新規ユーザーを増やすためのポイント Googleの検索ランキングや、Googleキーワードプランナーなどを参考にして、PVが高くなる傾向のある記事を積極的に増やしていく。 検索される回数が多いキーワードに関する新たなコンテンツを増やす。   ▼リピーターを増やすポイント ユーザーが一度興味を持ったコンテンツに関連する記事を増やす。 (ある記事で一つの問題が解決しても、ユーザーはさらに関連した記事を読みたいと考える傾向があります) コンテンツを読み終わった位置や記事の間に「関連記事」や「こちらの記事も読まれています」など別記事へのリンクを配置する。   見るべき数字③:ランディングのきっかけ(参照元/メディア/検索キーワード) サイト訪問者が、サイトに来る直接のきっかけになった事柄をチェックすることは、 アクセスを伸ばす上でもとても重要です。   「参照元/メディア」でリンク元をチェックしましょう。   「参照元」とは、ユーザーが来訪するときに前にいたサイト、 「メディア」とはそのときのメディアリンクの種類です。   ▼用語解説 このページ内で表示される用語について、簡単に見ていきましょう。   「google/organic」なら、「グーグル検索で、キーワード検索した結果来訪」ということになります。 「(direct)/(none)」の場合は情報がブラウザから提供されていません。   ここでは、他サイトのドメイン名や広告リンクからの来訪も計測できるので、 どこからの来訪を増やしたいか、金額効果が出ているかを確認できますよ。   organic(オーガニックサーチ)と呼ばれる来訪者は、何らかのキーワードを検索して来訪しましたが、 Googleアナリティクスでは、ブラウザのフォーム通信が暗号化されたため、 流入の検索キーワードを閲覧することができません。   ですが2を利用していれば、こちらの情報から、どのページ(ランディングページ)に、 どのキーワードが検索されたか、推測することが可能になります。   […]

2022.05.05

【初心者向けSEO①】アクセス解析とは?目的と手順、無料で使えるGoogle神ツールご紹介!

こんにちは、デルタドライブのブログ担当です。 趣味でやっているWordPressやブログを、 もっと多くの人に見てほしい! でも、アクセス解析の方法がわからない… こんな悩みや疑問を持っている方も多いのではないでしょうか? 今回はブログやホームページのアクセス解析について、 概要と手順、無料で使えるおすすめツールをご紹介します。   アクセス解析とは まずは基本からしっかり押さえましょう。   アクセス解析とは、 サイトへ訪れたユーザーの特性や行動を分析することです。   訪問者の性質(性別や年齢など、どのような人がサイトに訪れているか) 訪問者の行動(サイトに訪れた回数や、サイト内での移動など) 訪問経路(検索や他サイトからのリンクなど、どのような方法でサイトに訪れたのか) 訪問のきっかけとなった検索キーワード   など、サイト運営に欠かせない情報をたくさん得ることができます。   アクセス解析の目的 アクセス解析をする一番の目的は、 「サイト運営の課題を見つけて改善すること」です。   例えば、ブログ運営の目的が「稼ぐこと」なら、 収益につながるようにブログの構造や内容の課題を見つけ、 改善を図るということになります。   例えば、 「ページに滞在する時間が短く、あまり記事が読まれていない」 という課題が見つかれば、 「ユーザーの満足度を高めて滞在時間を伸ばせるよう、文章を書き直す」 という改善策を実施するイメージです。   しかし、「課題がわかっても解決策がわかるとは限らないのでは」 と思ってしまいますよね。   次に、課題発見から改善までのサイクルを説明していきます。   アクセス解析を活用した改善の流れ アクセス解析で取得したデータを改善に活用するときは、 次に紹介する4STEPがおすすめです。   STEP1  アクセス解析ツールでサイトの改善点を把握 STEP2  仮説を立て、施策を検討する STEP3  実際にサイトの改善を行う STEP4  アクセス解析結果を見て効果をチェックする     このような流れで繰り返し進めることで、データに基づいた効果的な改善が行えます!   そこで、どのようなアクセス解析ツールを使えばいいのか、今回はおすすめのツールを2つご紹介します。   おすすめのアクセス解析ツール 今回はおすすめのアクセス解析ツールとして 「Googleアナリティクス」と「Googleサーチコンソール」の2つを紹介します!   ▼オススメの理由 無料なので導入しやすい:料金を気にせず手軽に利用が可能 Googleという安心感:世界的に有名な企業が提供しているという安心感がある 詳細な解析ができる:プラグインを用いた解析と比較しても項目が詳細で、ビジネスでも十分に活用できる   1.Googleアナリティクス Googleアナリティクスは、サイトへアクセスしたユーザーの性質や動向をチェックできるツールです。   Googleアナリティクスでわかること どのページの閲覧回数が多いのか どんなユーザーが訪れているのか どういった経路をたどってのアクセスが多いか どのページがユーザーの興味やニーズにマッチしているか 商品やサービスの申し込みにつながっているか Googleアナリティクスを使うことで、自分のサイトへのアクセス傾向がわかります!   ●Google アナリティクス http://www.google.com/analytics   2.Googleサーチコンソール Googleサーチコンソールは、検索キーワードの表示回数や順位の推移、サイトの問題点などを確認できるツールです。。   Googleサーチコンソールでわかること 「URLが見つからない」などのエラーがでていないか 検索キーワードごとの検索順位 検索結果でのクリック率 流入検索キーワードを知ることで、ユーザーのニーズが把握できますし、 「こちらが求めているユーザー層に届いているか?」という視点でも分析が可能です。   ●Googleサーチコンソール https://search.google.com/search-console/welcome?hl=ja   これらのツールを使えば多くのデータを取得できますが、 具体的に何をしたらいいかわからない人も多いと思います。   次に実際のデータの解析方法を見ていきたいところですが、 データ解析をするより前に明確に決めておくべきことがあります。 それは、サイト運営の「目的」つまり「ゴール」です。   「多くの人に読んでもらえたら良いな」と思っているのと、 「ブログで月商10万円を目指す!」と具体的に決めているのでは、 見るべき数字が大きく変わってきます。   目的を決め、コンバージョンを設置する Google アナリティクスの数値設定で 最重要なもののひとつがコンバージョンの設定です。 […]

2022.05.05

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