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2022.05.05

【初心者向けSEO②】アクセス解析で見るべき6つの数字と改善策!

こんにちは、デルタドライブのブログ担当です。

アクセス解析ツール、うまく使いこなせていますか?

  • Googleアナリティクスを導入したけれど、機能が多過ぎて使い方が全然わからない…
  • 用語は覚えたけど、どの画面のデータを使えば実際に成果につながるんだろう?

といった悩みを抱えていらっしゃる方も多いと思います。

 

今回は、具体的に押さえておきたい「Googleアナリティクスで見るべき数字」、
その意味と対策についてお伝えしていきます。

 

見るべき数字①:ページの評価基準(PV/滞在時間/直帰率)

どの記事が読まれているかは、「行動/サイトコンテンツ/すべてのページ」の下にある
ページごとの「ページビュー数」で確認できます。

 

GoogleアナリティクスのPV数画面

 

デフォルトでは、過去7日間のサイトPV(ページビュー)がグラフで表示されています。

 

PVはそのページが表示された回数なので、PVが高いページは、それだけ多くのユーザーが興味を
持ったことがわかりますが、本当に読まれたのかどうかを知るには「滞在時間」を参考にしましょう。

 

PV数が高く、滞在時間が短い場合は、検索や広告からたどり着いても
「興味をもったコンテンツが無かった」「知りたいことが書いていなかった」と
読者に思われてしまった可能性があります。

 

ただし、滞在時間はサイト内で次のページ(サイトトップや関連ページ)へ移動したときだけ計測されるので、
唯一開かれたページが1枚だった場合に滞在時間を計ることができません。

 

そこで確認するのが「直帰率」です。直帰率が高すぎるページは、コンテンツに興味が持たれておらず、
開いたページからすぐにサイトを出て行ったということがわかります。

 

ブログなどのコンテンツサイトで、直帰率が60%を超えている場合は、タイトルや文章を見直したり、
関連記事へのリンクを貼るなど、改善策を実施したいですね。

 

▼PV増加のためのポイント

  • 「キーワード検索からくるユーザー」を増やすために、HITしてほしいキーワードを決め、タイトルや本文に落とし込む。
  • 広告やメルマガSNSなどの「他メディアからやってくるユーザー」を増やせないか考える。
  • ”多くの人が求めるコンテンツを増やす”か、”競合は少ないが一定数の人に探されているコンテンツを提供することを目差す”か、提供コンテンツの方向性を見直す。
  • PVが高く直帰率が低い(興味につながる)ページのレイアウトやコンテンツのテーマを参考にする。

(テーマ探しの際に他業種で成果の出ているものを参考にすると、同業者にない新しいコンテンツ作りができますよ!)

 

ユーザーになり切って、実際に情報収集をしてみることで、
自社のビジネスに結びつく悩みや情報が分かってきます。
ユーザーの疑問にしっかりと答えられるコンテンツを提供していくことで、PVの増加が期待できます!

 

見るべき数字②:サイトの訪問者の傾向(新規ユーザー/チャンネル/検索キーワード)

「新規ユーザー」とは、サイトに初めて訪れる人のことです。
広告を出していない場合、ほとんどはキーワード検索でやってくるユーザーとなります。

「新規ユーザー」は「集客/すべてのトラフィック/チャネル」から確認できます。

 

GoogleアナリティクスUU数画面

 

▼用語解説

このページ内で表示される用語について、簡単に見ていきましょう。

 

Googleアナリティクスのチャネル画面

 

  • 「Organic Search」は、検索から訪問したことを表しています。
  • 「Direct」とは、URL直入力、ブラウザのブックマーク、タグ埋め込みのないメルマガリンクなどからの訪問のことです。
  • 「Email」は、メール内のリンクから流入を計測できます。
  • 「Referral」は、他のサイトからリンクしたことが分かります。
  • 「Social」では、ソーシャルメディアからのリンク状況を知ることができます。

 

このように分類ごとに「ユーザー数」、「新規ユーザー数」が閲覧できます。

 

Googleのクッキー(Cookie)では、2年間サイトの訪問を記憶しており、
2年以内に再訪した人は「リピーター」になります。

 

お気に入りのブログやお店のサイトは、繰り返し閲覧することが多いですよね。
サイトからビジネスを発展させるために、リピーターの割合を増やしていく必要があります。

 

一方で、リピーターが多くのにPVが伸びないサイトは、閉じられた環境になっている場合が多いです。
「なじみのお客さんばかりで、新しいお客さんが来ない店」みたいなイメージですね。

 

敷居が高すぎる、内容がマニア向け、サイトの作りが古い、こんな一見マイナスに思われがちな特徴も、
アクセス解析でアプローチの方法を新たに打ち出すことで、強みに変えていくことができます。

 

新規ユーザー数も増やしながらリピーターの割合を増やすのが理想ですね。

 

▼新規ユーザーを増やすためのポイント

  • Googleの検索ランキングや、Googleキーワードプランナーなどを参考にして、PVが高くなる傾向のある記事を積極的に増やしていく。
  • 検索される回数が多いキーワードに関する新たなコンテンツを増やす。

 

▼リピーターを増やすポイント

  • ユーザーが一度興味を持ったコンテンツに関連する記事を増やす。

(ある記事で一つの問題が解決しても、ユーザーはさらに関連した記事を読みたいと考える傾向があります)

  • コンテンツを読み終わった位置や記事の間に「関連記事」や「こちらの記事も読まれています」など別記事へのリンクを配置する。

 

見るべき数字③:ランディングのきっかけ(参照元/メディア/検索キーワード)

サイト訪問者が、サイトに来る直接のきっかけになった事柄をチェックすることは、
アクセスを伸ばす上でもとても重要です。

 

「参照元/メディア」でリンク元をチェックしましょう。

 

「参照元」とは、ユーザーが来訪するときに前にいたサイト、
「メディア」とはそのときのメディアリンクの種類です。

 

Googleアナリティクスのメディア画面

▼用語解説

このページ内で表示される用語について、簡単に見ていきましょう。

 

「google/organic」なら、「グーグル検索で、キーワード検索した結果来訪」ということになります。
「(direct)/(none)」の場合は情報がブラウザから提供されていません。

 

ここでは、他サイトのドメイン名や広告リンクからの来訪も計測できるので、
どこからの来訪を増やしたいか、金額効果が出ているかを確認できますよ。

 

organic(オーガニックサーチ)と呼ばれる来訪者は、何らかのキーワードを検索して来訪しましたが、
Googleアナリティクスでは、ブラウザのフォーム通信が暗号化されたため、
流入の検索キーワードを閲覧することができません。

 

ですが2を利用していれば、こちらの情報から、どのページ(ランディングページ)に、
どのキーワードが検索されたか、推測することが可能になります。

 

キーワードは「集客/Search Console/検索クエリ」で閲覧できます。
ページごとに分けて見ることもできますし、邪魔なキーワードを除外することもできます。

また、Google広告に出稿している場合、そのアカウントと連携してGoogleアナリティクスで
広告から訪問したユーザーのキーワードと行動を確認することもできますよ。

 

Googleアナリティクスの検索クエリ画面

 

 

まとめ

Googleアナリティクスで見るべき数字は以下の3点です!

  • ページの評価基準
  • サイト訪問者の経路
  • サイト訪問のきっかけを知るための数字

 

ブログのアクセス解析が少しずつ分かってきたのではないでしょうか?

 

次回は「取得したデータをどのように活用していくのか」について、
実践しやすいステップに沿って説明していきます。

Yui Watanabe

WEB/EC